心臓リハビリテーション
心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションとは、心臓や血管など循環器の疾患の管理・治療の一環として、運動療法を中心とした健康増進プログラムです。
心臓病の増悪、再発、再入院などの予防・改善を目的としており、運動だけではなく、服薬状況、心理状態(不安や抑うつなど)、食事状況など日常生活全体のケアも行うことが特徴となっています。
リハビリ中は心電図モニターを装着しており、担当スタッフが心拍数や不整脈の出現の有無を観察しており、また運動中に血圧測定も実施し、心臓にリスクを抱えた方でも安心して運動に取り組める環境を整えております。
下記の効能が報告されています。
● 体力や筋力が向上することで疲れにくくなり、動きもスムーズになります。
● 運動をすることで血管機能の改善しすると報告されています。またこれにより全身の血液循環の改善が期待できます。
● 自律神経が安定され、動悸や不整脈が軽減します。
● 心不全の増悪や入院のリスクが軽減します。
● 精神状態が安定し、前向きになります。
以下の疾患が保険適応となっております。
● 慢性心不全
以下のいずれかの条件を満たすことが必要です。
(1)左室駆出率40%以下 (2)血液検査でBNP 80pg/mlまたは NT-proBNP 400pg/ml以上 (3)運動負荷試験で最高酸素摂取量 80%以下
● 急性心筋梗塞・狭心症
冠動脈のカテーテル治療(ステント植込み術など)後も含まれます。
● 心臓術後・経カテーテル大動脈弁置換術後
冠動脈バイパス術、弁膜症手術、心臓移植、大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療などが含まれます。
● 大血管疾患(大動脈瘤、大動脈解離など)
大動脈瘤術後、急性大動脈解離術後などが含まれます。
● 末梢動脈疾患
足の動脈が動脈硬化で狭くなり、歩くと足が痛くなる病気です。
● 慢性肺高血圧症
肺動脈性肺高血圧、または慢性血栓塞栓性肺高血圧症
①問診(体調や服薬状況などを聞いて心リハ実施可能か確認します)・血圧測定・心電図モニター装着
②準備体操(5分)
③持久系運動(20分)
④筋力トレーニング(20分)
⑤整理体操(5分)
⑥血圧測定、体調確認
当院では、心臓リハビリテーション指導士の医師、日本循環器学会認定 心不全療養指導士の資格を持つ看護師、日本心臓リハビリ学会研修プログラム(e-CRIS)を修了したスタッフが連携してリハビリを実施しています。

ペダルの重さを調節できるバイクで有酸素運動を行います。
ペダルの重さは一人一人の運動能力に応じて、決めていきます。

大胸筋や上腕二頭筋・上腕三頭筋・背筋といった上半身の筋肉と、下肢の筋肉(大腿四頭筋)をトレーニングするマシンを用意しています。
負荷の重さは一人一人の筋力に応じて、決めていきます。